◎物忘れ外来
★もの忘れは病気とは限らない
★認知症は治らない病気ではありません
段々ぼけてしまう病気のことを認知症(以前は痴呆症と呼びました)と呼びます。 「もの忘れ」が主たる症状ではありますが、「もの忘れ」=認知症ではありません! 日常生活のちょっとした場面で、たとえば財布を置いた場所を忘れたとか、さっき会った人の名前が出て来ないなどということはよくある事です。 これを直ぐに「病気」と決めつける必要はありません。 ただし、そのような症状が続くとか頻度や程度が増加する場合は「認知症」を疑って脳の専門家に相談した方がいいでしょう。
有名な「アルツハイマー」(正しくはアルツハイマー型認知症)やその他の原因による認知症の診断には、専門家による問診が大切です。
更に、どういう種類の認知症であるのかを正しく判断し適切な治療を行うためには、脳の精密な断層検査が必須です。
CT検査も断層撮影ですが、記憶に関する部分の萎縮(縮む事)やある部分の血流を観るためにはMRIでなければ正確な情報は得られません。
更にSPECTやPETという脳細胞の働きまで観る精密検査が必要になることもありますが、大抵はMRIで診断できます。
「アルツハイマー」以外の原因で最も多いと思われる「脳血管障害型認知症」、すなわち脳卒中という程重症ではないものの、
脳の血管の動脈硬化が原因で脳細胞が部分的に栄養障害になって認知症を呈するものや、水頭症、脳腫瘍などが原因の認知症もMRIで直ぐにわかります。
当院では、頭痛やもの忘れが脳の病気から来ているのではないかという不安をお持ちの患者さんに、
可能な限り「その日のうちに結果が分かる」様にMRI検査が出来る様に対応致します。
最近もの忘れが心配、アルツハイマーになったのではないかと不安だという方はどうぞ当クリニックにご相談ください。